SEAM OF SKIN by Chiaki Yoshihara

武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 インテリアデザインコース

 
 

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私たちが過ごすすべての空間は、物や素材の集積によって構成されている。素材一つにしても、その物の存在は生活環境や人々に大きく作用することがある。断熱材や、緩衝材として知られるスタイロフォームは耐水性があり、軽く丈夫であり、容易に加工することができる。今回、その素材が持つ特有の性質に合わせて、それぞれの機能を持った家具を制作した。

「Seam of skin」は、ポリスチレン樹脂を原材料とするスタイロフォームに、ニトロセルロースラッカー塗装を施して表面を溶かし、プレスすることで同素材を溶着する。そうして積層した材の切断面にはスタイロフォームの地と塗料の色が交互に露出し、木目のようなテクスチャが生成する。肌が多く触れる椅子では、スタイロが熱を逃さない性質を持つため、座面に温かさが感じられるものになった。箱は、水に強く、中身を保護する緩衝材としての役割を持っている。

あらゆる素材や製品が持つ視覚的、触覚的な表情、性質を見極め、本来の使用用途とは別のものとして扱うことから生まれたこの擬似的な木目のテクスチャは、物で構成される空間のなかに新たな価値を打ち付ける。

words: Chiaki Yoshihara

 

CREDIT

作品名:seam of skin

氏名 :吉原千晶

学校名: 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 インテリアデザインコース

卒業年:2021

応募カテゴリー:家具デザイン

 

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