CREATIVE K by Haruki Tatemori

東京工芸大学 芸術学部 デザイン学科 空間デザイン専攻

 

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これからの日本の社会で求められる力のひとつに感性思考があるといわれている。そこで社会に出る前の学生たちには、クリエイティブ活動の強化が必要なのではないかと考えた。既存の学校や住まいなどではそれらを養う環境や場所などを確保し難いなか、再開発によって学生たちの利用増加などが予測される武蔵小杉駅南口をケーススタディに、感性思考を養うサードプレイス型のクリエイティブ活動に特化した施設「creative k」を提案する。施設は、4分野(工作、絵画 、音楽、化学)のクリエイティブ活動を自由に行うことができる。学生はcreative kに集い、creativeで学び、制作し、展示するまでの活動を行う。いつでも利用でき、施設のどこにいても学びが生まれる。疑問や閃きから、手を動かし、知識や技術を理解する。新しい何かを生み出すことで、問題解決能力や0から1を生み出す右脳的思考を強化する。具体的には、各フロアをずらすことで学生たち相互の発見や刺激などを促す空間構成とした。包み込むことで私的な空間をつくる「wrap up series」、座る前に鑑賞する価値を加えた「なぞりたくなる椅子」などの空間エレメントとした。

卒業制作としたこの作品が、空間やその構成要素のデザインによって社会や地域などに貢献する提案となることを目指した。アイディアが浮かぶきっかけは日常の何気ない気づきからだと思っている。この施設ではそのような日常の何気ない気づきを実際に手で実作してカタチにすることができる。creative kは学生の感性思考を養い、面白いアイディアやデザインを世に送り出す人物を輩出する施設になると考える。

 

words: Haruki Tatemori

 

CREDIT

作品名:Creative K

氏名 :建守陽揮

学校名: 東京工芸大学 芸術学部 デザイン学科 空間デザイン専攻

卒業年:2022

応募カテゴリー:インテリアデザイン

 

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