交歓するアトリウム/Fraternize Atrium by Hirao Tsunaki

大阪工業大学 工学部 建築学科

 

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未来の庁舎建築の提案。

これからの時代において化石燃料は枯渇の一方をたどり、人々の仕事をする環境は激変する。現にコロナ禍で在宅ワークという新しい働き方が現れ、それに伴い住宅の在り方も問われてきた。石油の枯渇問題が現実となるといわれる2050年以降、資源問題から人々は交通機関の規制もかかり、今よりも会社に出勤せずに各々の住宅でバーチャル空間を通した仕事が増えていくだろう。また、コロナ禍では外出自粛により家族との時間が増えたかもしれないが、労働AIの台頭や経済格差が激しくなる2050年以降においては、人々は働き口を求め家族とも離れ離れになってしまう。直に人々と触れ合えなくなり、心の孤独化は進行していく。

そんな未来において、行政事務だけを取り持つ庁舎を、孤独化問題を解消するために街の人々が気軽に利用でき、そこにいけば共通の趣味をもった仲間とも出会えるかもしれない空間を目指した。各層にテーマ(アート・読書・音楽・食)を持ったコワーキングスペースを挿入し、在宅ワークで孤独を感じる人が自分の好きな空間で共通の趣味を持った人たちと働ける場を付随したあらたな庁舎の在り方を提案する。


words: Tsunaki Hirao

 

CREDIT

作品名:交歓するアトリウム/Fraternize Atrium

氏名 :平尾綱基

学校名: 大阪工業大学 工学部 建築学科

卒業年:2023

応募カテゴリー:インテリアデザイン

 

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