フレームを利用した開放感とプライバシー空間の共存に関する研究 by Chen Weixin

多摩美術大学大学院 環境デザイン学科 インテリアデザイン専攻

 

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現代社会中の少子化、高齢化、非婚主義、離婚率の上昇に伴い、二世代家族の生活パターンの割合は日々減少しており、一人暮らしは今日本の重要な社会構造の一つとして発展している。

この傾向は中国でも盛んに行われていると思う。

東京では、一人暮らしの高齢者と若者が過半数に占めている。私たち想像する伝統的な家庭形式がだんだん崩壊して消えている。これも中国が直面しなきゃ いけない問題である。孤独は、現代の都市で最も慣れっこな状態である。

日本において、フレームの定義は戸、窓、障子など、周囲の枠のことである、空間の中に一つの要素。心理的に空間を仕切りするため生じた概念である。

中国でのフレームの定義は、枠組み、および、組み立てられたユニットで、物理的に空間をしきることができるものである。

自分の考えているフレームは、日本だけの定義でもなく、中国の定義でもない。この二つをまとめて、このような考えかたを導きだした。厚さは一つしかない、幅は二つある。幅と厚さは互いに転化することができるので、いろいろな組み合わせができる。フレームはまさに象徴型のマークである。人がこの空間にいると儀式、曖昧感を与え、ここにいると見せかけ、一つの空間からもう一つ空間に繋がる。

私の研究は、壁の代わりにフレームを利用し、壁のない空間を実現することである。

現代の住宅はすべて壁を利用して空間を区分するので、私はこのような方法を利用して伝統的な室内の設計手法を変えたくて、すべての小さい空間を融合して一つの大きい空間とし、空間の開放と流通を実現する。

数多くの提案があるが、場所を選ぶという問題については、具体的な建物やマンションを選ぶ必要がないかもしれないと考える。私が今取り組んでいるのは抽象的な提案である。つまり、私の研究は、フレームは一つの実験的な元素として住宅空間に存在できることを証明していると思う。

それは住宅空間だけではなく、異なる空間の需要を満たすこともできるかもしれない。最後に証明したいことは、フレームにより、空間のプライバシーと開放性のバランスを保てることだ。この存在性と多変性も証明したい。

「フレーム」は枠だけではなく、空間を仕切る一つの限界であり、一つの境界でもある。「界」の方式は様々で、空間と密接に関わり、空間が無いなら、フレームも存在しない。

words: Chen Weixin

 
 

CREDIT

作品名:フレームを利用した開放感とプライバシー空間の共存に関する研究

氏名 :陳偉鑫(チンイキン)

学校名:多摩美術大学大学院 環境デザイン学科 インテリアデザイン専攻

卒業年:2021

 

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