構造体な布—space-position in fabric— by Yumi Muto
武蔵野美術大学 造形学部 工芸工業デザイン学科
一枚の布から椅子になる。
布に木材を内包させることで、一つになる柔らかい布と硬い木は互いの動きに制限をかける。そうすることで繊維方向が生まれたり、折り目が生まれたりと布単体では持ち得ない構造的な布になることができた。
それを応用し椅子を組み立てるための構造を布に落とし込んだ時、布の余白と芯材の配置関係が必然的なものとして展開され、余白と配置の関係は立体化するための構造になる。
構造体な布は椅子のための展開図となり、椅子のための布である。
words: Yumi Muto
CREDIT
作品名:構造体な布 —space-position in fabric—
氏名 :武藤結実
学校名: 武蔵野美術大学 造形学部 工芸工業デザイン学科
卒業年:2023
応募カテゴリー:家具デザイン