SEASONLESS by Nonoka Tsukamoto
多摩美術大学 生産デザイン学科 プロダクトデザイン専攻
クリスマスやひな祭りで使用されるツリーや土台などは 1 年に一度しか使用されず、 ほとんどの時間を物置の中で過ごしていることに気がつきました。 ものとして使われる寿命が少ないことに疑問を持ったことがこの作品を作るきっかけになっています。 場所をとってしまうという理由から飾らないという人がいることを知り、 日常では家具として、行事ごとになれば飾り棚として「見立てる」ことで催事をまかなう家具を制作しました。
12 月のクリスマスには、クリスマスツリーとしての役目を果たします。 三角形はクリスマスの形をイメージし、棚の距離を短くすることで縦の隙間を少なくし、 たくさんの飾りが密度を持って見えるようにしました。 また棚数を調節し、ひな祭りの段数に合わせたり飾りたいものの高さに合わせて調節が可能です。 くり抜かれた穴に板をのせて使用し、簡単に取り外しが可能です。 収納などの問題や物自体の使用期間などを解決し、 モノを長く大切に使うことや普段の暮らしに季節を取り入れるきっかけに繋がればと思います。
words: Nonoka Tsukamoto
CREDIT
作品名:SEASONLESS
氏名 :塚本 野乃花
学校名:多摩美術大学 生産デザイン学科 プロダクトデザイン専攻
卒業年:2021
応募カテゴリー:家具デザイン