［終了］ 新卒歓迎！グローバルに活躍できる人材求む WORKTECHT&Co.
日本のみならず、世界各地で照明からメディアファサードのデザインまでを幅広く手掛ける照明デザイン事務所 WORKTECHT&Co.（ワークテクト）が、建築照明アシスタントデザイナー、広報・PR担当者、オフィスマネージャーを募集している。「記憶に残る光をつくる」をモットーとする金田篤士さんが1996年に設立した同社は、現在、東京の他に香港、台湾、タンザニアに事務所を構え、グローバルに活動中だ。
WORKTECHT&Co.代表の金田篤士さん。
WORKTECHT&Co.の業務内容を代表の金田さんに尋ねると「私たちが照明デザインを手掛けるのは、ホテル、商業施設、映像と光が建築の一部となったメディアファサード、という三つが中心です。LEDが普及してからは、「メルセデス・ベンツ コネクション」（設計／窪田建築都市研究所）のように、インテリアや建築と照明、映像の境界があいまいになり、現在、その流れは加速しています。そうした状況の中、私たちは電気が通るものを一通り扱い、照明プロダクトの製作を含め、設計者やアーティストと共に、光を通して美しい空間をつくることに取り組んでいます」と言う。
WORKTECHT&Co.が照明デザインを手掛けた「メルセデス・ベンツ コネクション」（東京・六本木）。photography: Nacasa&Partners
代表的な仕事を挙げてもらうと「『ザ・リッツ・カールトン京都』（建築設計／日建設計）では、最新鋭のシステムを採用し、LEDだけを使ってファイブスターホテルの厳しいスタンダードを満たす光の環境を生み出しました。世界のトップデザイナーの一人であるピーター・レメディオスの『和風ではなく、インターナショナルなスタイルの中に日本を表現したい』という要望に応えるべく、ディテールから日本文化のことまで、連日彼とディスカッションを重ねたことを覚えています。その後、ファイブスター以上のホテルとの仕事に繋がるきっかけとなったプロジェクトです」。
WORKTECHT&Co.が照明デザインを手掛けたホテル「ザ・リッツ・カールトン京都」 photography: Nacasa&Partners
また、誰もが知る東京のランドマークである銀座「和光」のライティングも彼らの仕事だ。「ファサードとインテリアの照明を手掛けた銀座の「和光本館」（設計／渡辺仁）のリニューアルでは、1932年に竣工した名建築の魅力を引き出すよう、外壁にできるだけ目立たないように高性能のドイツ製照明器具を配しました。一部、既存の照明をメーカーに持ち込みメンテナンスして付け直すなど、文化財修復のような側面もある案件でした」と当時を振り返る。最近は、ビル外装のライティングのみならず、アジアの主要都市でメディアファサードの依頼が増え、建築照明とは別のチームを社内につくり、新しいテクノロジーを使った表現に積極的に取り組んでいるという。
他にもアーティストとのコラボレーションなど、いわゆる照明デザインにとどまらないフィールドで活躍する彼らに、どんな人材を求めているかを尋ねると「私たちのデザインは、クライアントから、デザイナー、施工関係者まで多くの人と連携してものをつくっていく仕事なのでコミュニケーションがとても重要です。また、照明だけでなく、インテリアもプロダクトもやりたい、というほどデザイン全般が好きな人や、美しいもの、良い空間をつくることに執着できる人にぜひ応募してもらいたいですね。新卒の方も歓迎です。様々なことに興味を持つことができる人であれば、技術は後からついてくるので心配はいりません」と同社の尾崎達郎さんは言う。
オフィスマネージャーや広報・PRの仕事は、クリエイティブなチームの一員として、空間やプロダクトが生みだされる状況を楽しんでサポートできる人にぜひ加わってほしいとのこと。
取材の最後に、金田さんは事務所の個性をこう語ってくれた。「WORKTECHT&Co.は、感性だけに頼るのではなく、ロジックや数値で一つひとつ光の効果を検証していく“理系”的な考え方の照明デザイン事務所です。会社と共に、変化、成長していける方からの応募を楽しみにしています」。国内外の超一流デザイナーや建築家とともに、建築照明のプロフェッショナルとして、また、チームの一員としてグローバルに仕事をしたい方におすすめの求人だ。
