BANG & OLUFSEN Pop-up Store Kyoto by Yusuke Seki Studio
Kyoto, Japan
BANG & OLUFSEN Pop-up Store Kyoto | Yusuke Seki Studio| photography : Tomooki Kengaku
DESIGN NOTE
現場打ちコンクリートによるディスプレイ什器
型枠の一部を残すサスティナブルデザイン

















photography : Tomooki Kengaku
words : Reiji Yamakura/IDREIT
VIDEO
施工時のプロセスを記録した映像(提供/Yusuke Seki Studio)
Yusuke Seki Studioの関祐介がインテリアデザインを手掛けた、京都・四条河原町に計画された、デンマークの音響メーカー Bang & 0lufsenのポップアップストア。ファッションストアの跡地に3ヶ月間限定で出店したもの。
質の高い製品を展示するにあたり、クラフトマンシップによる表現を模索したという関は、現場での施工過程を見せる素材として、現場打ちのコンクリートを選び、型枠の一部をディスプレイテーブルの部材として残すデザインを行なった。ものづくりの背景を消費者に伝えることに加え、期間限定店のため、極力無駄を減らしたいという意図もあったという。(文中敬称略)
(文中敬称略)
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DETAIL
現場で打設したコンクリートを用いたディスプレイ什器。型枠の2面にツガ材の合板、2面にコンパネを用い、コンクリートの硬化後にはコンパネのみを外し、ツガ材の型枠はテーブルの脚として生かすデザインとしている。施工プロセスは動画をご参照ください。
神社からインスピレーションを得て、白い砂利を敷いた1階奥のスペース。カウンター什器も、ディスプレイテーブルと同じ考え方でコンクリートとツガ材の合板を組み合わせたデザインとしている。什器に用いた12mm厚の合板は、芯材の寸法を指定したオリジナルの仕様。
店内の一角には、剥離した後の型枠がディスプレイされた。
所在地:京都・四条河原町
経営: Bang & Olufsen
用途:ポップアップストア
営業期間:2019年4月〜6月
面積:250m2
仕上げ材料
床:既存 一部白砂利敷き
壁:木軸の上PB12.5、目地のみパテ埋め金鏝仕上げ 既存の上一部白塗装
什器:ツガ材 t12mm + コンクリート