LIKE SOMETHING by 木工 森
Stool
LIKE SOMETHING | Mokkou Mori| photography : IDREIT
DESIGN NOTE
木目の美しい吉野杉の柾目材を用いたスツール
体の曲線にフィットする、鉋仕上げの座面
脚を左右非対称とした抽象的なデザイン




photography: IDREIT
words : Reiji Yamakura/IDREIT
奈良の吉野を拠点に活動する木工 森の森幸太郎さんがデザインし、自ら製作を手掛けたスツール。木目がまっすぐ通った吉野杉の柾目材のみを使用し、丁寧に鉋で仕上げられた表面は美しい。森さんが「何かのように見えるあいまいなかたちを意図した」という抽象的なスツールは、左右非対称な脚のデザインにより、見る方向に応じて異なる表情を見せる。体のカーブに沿うようデザインされた座面には鉋仕上げによる刃の跡があり、独特の光沢がある。柔らかい杉材であることと、サンドペーパー仕上げの家具とは異なる手触りがある点が、このスツールの利用体験をユニークなものとしている。
なめらかな表面には、鉋仕上げの形跡が見える
吉野の下市町にある「木工 森」の工房で鉋を使う森さん
※森幸太郎さんにものづくりへの考え方などを聞いたインタビューはこちら
DETAIL
まっすぐ通った木目が美しく、エッジ部分も手触りよく仕上げられている
CREDIT
名称: Like Something
デザイン・製作:木工 森 森幸太郎
・
素材:吉野杉(柾目)
表面仕上げ:ガラス塗料
サイズ:W440mm、D330mm、 H530mm
掲載ご希望の方は「求人掲載のご案内」をご覧ください