BULLET TIN by NEW LIGHT POTTERY

Pendant Light

Bullet flat shade 190 tin | NEW LIGHT POTTERY | photography : Hiroki Kawata

Bullet flat shade 190 tin | NEW LIGHT POTTERY | photography : Hiroki Kawata

 

DESIGN NOTE

  • MADE IN JAPANの定番ペンダントライトに加わった新色

  • 錫を焼き付けた、落ち着いた表情

EN

photography : Hiroki Kawata

words : Reiji Yamakura/IDREIT

 
 

NEW LIGHT POTTERYの定番アイテム、鍛造した真鍮のペンダント照明Bulletに、限定モデルとして「tin」と名付けられた新色が加わった。その名の通り、真鍮鋳物製のパーツ表面に錫を焼き付けたシルバー色のモデルだ。

開発のきっかけを、NEW LIGHT POTTERYを率いる永冨裕幸に尋ねると、「Bulletは、真鍮鋳物で製作したプロダクトで、無塗装のタイプと黒染めを施したブラックの二種類があります。空間との相性を考えると、真鍮色でも黒でもないニュートラルな色が求められることがあるので、ピューター(錫をベースにした合金)の皿のような鈍い色合いのシルバー色のモデルをつくりたいと考えたことが始まりでした」。

錫の焼き付け加工は、本体となる真鍮鋳物を製作している工場では手掛けておらず、かつて、たまたま工場見学をしたことのあった銅器の工房に、知人を頼って依頼したことで実現したという。また、今回の加工時にあらためて気づかされたと永冨は笑うが、真鍮鋳物の加工精度の高さが、ムラの無い錫の焼き付けを可能にしている。

焼き付けた後に、表面をわずかに荒らすことでツヤを抑えた落ち着いた表情としており、錫の表面は経年変化とともにわずかに黒ずんでいくという。錫の焼き付け加工の難しさから、標準仕様ではなく、限定品としての扱いとなっている。また、Bulletのシルバー色としては、中目黒のヴィンテージ家具店HIKEが特別オーダーした、シルバーのカトラリーのような表情を持つ銀メッキモデルも存在している。

(文中敬称略)

 

DETAIL

真鍮鋳物の本体表面に錫を焼き付けたのち、表面を少し荒らすことで落ち着いた質感としている。

真鍮鋳物の本体表面に錫を焼き付けたのち、表面を少し荒らすことで落ち着いた質感としている。

フラットシェードを付けた「Bullet / flat shade / 190」タイプ。よりシェードの小さい150タイプもある。

フラットシェードを付けた「Bullet / flat shade / 190」タイプ。よりシェードの小さい150タイプもある。

Bulletシリーズの原型とも言える、シェードの無いタイプ。 サイズはこの写真のE26用と、より小さなE17用の2サイズがある。

Bulletシリーズの原型とも言える、シェードの無いタイプ。 サイズはこの写真のE26用と、より小さなE17用の2サイズがある。

ラウンドシェードタイプ。他に、より浅いシェードを付けたワイドシェードもある。

ラウンドシェードタイプ。他に、より浅いシェードを付けたワイドシェードもある。

 

NEW LIGHT POTTERYの永冨さんにものづくりのプロセスを聞いたインタビューはこちら


CREDIT + INFO

名称:Bullet tin

デザイン:NEW LIGHT POTTERY


素材:真鍮鋳物削り出し + 錫焼き付け

サイズ:

Bullet tin / φ47 x H77,  0.6kg (E26)

Bullet small tin / φ33 x H61,  0.3kg (E17)

Bullet flat shade 190 tin / φ190 x H79,  1.4kg(E26)

Bullet flat shade 150 tin / φ150 x H79,  1.1kg(E26)

Bullet round shade tin / φ175 x H222,  2.4kg(E26)

Bullet wide shade tin / φ270 x H142,  4.6kg(E26)

 
 
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