ZK-01/AL-04 by ubushina
Pendant lamp
DESIGN NOTE
透光率の高い磁器を用いたプロダクト
槌目と黒染めを組み合わせたアルミシェード
photography : ubushina
words : Reiji Yamakura/IDREIT
伝統技術とデザイナーをつなぐ、ものづくりプロジェクトubushinaが展開するペンダント照明「ZK-01」は、長崎県の窯業試験場で開発された、透光率30%と言われる透光性の磁器を繊細なシェードに仕立てたプロダクトだ。
開発時の苦労と尋ねると「ガラス質を含む特殊な配合の生地を使うことで、光の透過率を高めているのですが、幅の広いデザインにすると形状が崩れやすいなどの課題があり、サイズと形状について試作を重ねました。この薄い形状を実現することに苦労しましたが、他では手に入らないアイテムになると思い、職人の方たちと挑戦したものです。また、後加工で七宝柄を線彫したものや、とびがんなで模様つけたものなど複数のバリエーションがあります」とubushinaの鈴木友子は振り返る。無地のモデルには、釉薬を掛けた「ZK-01」と、釉薬無しでマットな質感の「ZK-01-U」が用意されている。
また、同じシルエットの「AL-04」は、槌目をつけたアルミ素材のシェードを黒染め加工したモデルだ。黒染めした表面のわずかなムラと槌目の表情が魅力となっている。
(文中敬称略)
DETAIL
CREDIT + INFO
名称:ZK-01 無地, ZK-01-U 無地(釉薬), AL-04 槌目 黒
デザイン・製作:ubushina
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素材:
ZK-01 / 透光性磁器
AL-04 / アルミ
サイズ:φ150 H125 (口金サイズ E17)