PARCEL by CASE-REAL
Gallery | Tokyo, Japan
DESIGN NOTE
美しいスケルトン天井を持つホワイトキューブ
既存パーキング設備によるインダストリアルな空気感
要素を削ぎ落としたコンバージョン
photography : Daisuke Shima
words : Reiji Yamakura/IDREIT
DDD HOTELの一角に計画された半地下のアートギャラリー。かつてホテルの立体駐車場だった場所を転用した。
アプローチで目に入る、既存の駐車場ターンテーブルを残したことによる違和感と、ターンテーブル形状に合わせて新設された円弧状の壁面が、無機質とも言えるこのシンプルな空間の個性となっている。
ターンテーブルの残し方と壁への反映、設備配管を丹念に整理して見せること、さらのそこに加えられた展示台や搬入用の大型の両開き扉といった実用的なデザインにより、既存部をただ白く塗り込めるホワイトキューブ化とは異なる、積極的なデザインの意図をもって計画された無彩色の箱となった。
DETAIL
CASE-REALの二俣公一さんに、PERCELの入る「DDD HOTEL」について聞いたインタビューはこちら
CREDIT
名称:PERCEL
設計:ケース・リアル 二俣公一 下平康一 有川靖(パートナー)
施工:田辺建設
照明計画: BRANCH lighting design 中村達基
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所在地:東京都中央区日本橋馬喰町
竣工:2019年5月
床面積:88.23m2
用途:ギャラリー
仕上げ材料:
壁/AEP塗装ツヤ消し 床、階段/モルタル金ゴテ押さえクリア防塵塗装 全ツヤ仕上げ
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